記憶力および認知力の強化とサプリメント

症状別サプリメント活用法

よくある50の症状を予防・軽減するための食事・生活習慣およびサプリメントの活用法

記憶力および認知力の強化とサプリメント

記憶力と認知力の強化

歳を取るにつれて、老人になっていくことは、誰も避けられない人生の現実です。
歳を取るにつれて、脳への血流は減少し、私たちの脳は今までよりも酸素とタンパク質を利用する能力が低下します。
さらに、老化した脳細胞はそれぞれの脳細胞間でのコミュニケートを停止し、考えること、記憶すること、新しい細胞を作ることを困難にします。
それだけではなく、老化した脳は炎症とフリーラジカルのダメージに対して自身を守る能力を失います。

しかし、ときどき物忘れすることや新しい情報を処理するのに、もっと時間がかかることは、老齢により脳の機能が弱くなっていることのみを意味しているわけではありません。
記憶喪失や集中力の低下は、脱水症、栄養に乏しい食事、疲労、ストレスなどによっても引き起こされます。
年齢に合った脳の状態であるために、いくつかの実行しやすい方法があります。

記憶力と認知力を強化する食事のポイント

地中海周辺で食されているような自然食品に基づいた食事(地中海ダイエット)を食べることは重要です。
研究は、このタイプの食事を食べることは、精神的な機能低下を防ぐことを示しました。
実際、コロンビア大学医療センターからの新しい研究結果は、最もしっかり地中海ダイエットを食べる人は、標準的な現代食を食べる人と比較して、認知障害が45%少ないことを示します。
そして、アルツハイマーになるリスクも大幅に低いこともわかりました。
他の研究は、果物と野菜を多く含んだ食事は、それらが含んでいる抗酸化物質が、脳細胞を保護することを示しました。
抗酸化物質は、有害なフリーラジカルから保護し、脳細胞どうしが互いにやりとりするのを助けます。
食事に含まれる脂肪を選ぶことも、脳機能に影響を与えます。
シカゴにおける2500以上の高齢者を対象にした調査は、多くのトランス脂肪と飽和脂肪を食べているボランティアは、認知機能が低下したことを示しました。
その一方で、タフツ大学による研究は、頻繁にオメガ3脂肪酸が豊富な魚を食べることは、認知症とアルツハイマー病を防ぐことを示します。

記憶力と認知力を強化する生活習慣のポイント

体を動かすことは、より良い認知のために重要です。
増加している一連の研究結果は、定期的な運動、特に有酸素運動は、記憶すること、思い出すこと、集中すること、意思決定、複雑な問題を解決することなどの特定の精神機能に対し、良い影響を与えることを示します。
年齢にかかわらず、学び続けることも重要です。
頭を使うことは、個々の脳細胞を維持することと、脳細胞間のやりとりを刺激することを助ける活動的なプロセスとされています。

記憶力と認知力を強化する効果があるサプリメント

ビタミンB群

ビタミンB群は、加齢による記憶喪失と認知症から保護するのを助けます。
ビタミンB12は、ミエリン(中枢神経の外側を覆っている脂肪質の物質)を作り、軸索(メッセージを運ぶファイバーケーブルのような働きをする長い神経細胞の繊維)を覆っている囲いを保護します。
葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12は、重要なリスク要因であるホモシステイン(体内に自然に生じるアミノ酸)の量を調節することにより、記憶力を強化します。
典型的な服用量:少なくとも主要なビタミンB群のそれぞれを50mg含んでいるビタミンBサプリメントを毎日摂ります。

バコパ

バコパはインド全域に自生する小さな白い花です。
バコパは、ダメージを受けた脳のニューロンを修復すると思われるサポニンを含んでいます。
「The National College of Natural Medicine」と「Oregon Health and Science University」の共同研究は、12週間の適量のバコパの摂取は、記憶力を強化し、うつ病と不安を軽減する付加効果があることがわかりました。
他の研究は、バコパが精神的な機敏性と注意力、記憶力と集中力を強化し、新しい情報を理解する能力を強化することを示します。
典型的な服用量:1日あたり300mg。

シチコリン

シチコリンは体全体の細胞に含まれている栄養素です。
しかし、脳と肝臓に最も多く含まれています。
シチコリンは脳内で、脳の力を引き出すための部位である前頭葉に作用します。
シチコリンは、脳の細胞膜を作り、健康を維持するリン脂質を補給します。
シチコリンは、私たちが毎日おこなう意識的な行動と無意識な行動すべてに必要な化学的メッセンジャーのレベルを引き上げます。
そして、研究はシチコリンが、フリーラジカルによるダメージから脳を保護することを示します。
50歳から85歳の95人のボランティアを対象にした無作為抽出したプラシーボ比較試験において、毎日シチコリンサプリメントを摂っている人たちは、プラシーボを飲んでいるボランティアと比較して、言語記憶において特別な改善を示しました。
典型的な服用量:1日あたり1000mg。

ギンコビローバ

ギンコビローバは、30年以上記憶力増強剤として使用されてきました。
その間、多くの研究は、ギンコビローバが認知力と記憶力を強化することを示しました。
高齢の男女2400人を対象にした29の無作為抽出したプラシーボ比較試験の結果、ギンコビローバの長期使用は、選択的注意力を強化し、同じように言語記憶力と非言語記憶力を強化することを示しました。
典型的な服用量:6%のテルペンラクトンと24%のフラボン配糖体を含むように標準化したサプリメントの120mgを1日2回。

ホスファチジルセリン

一般にPSとして知られているホスファチジルセリンは、体のすべての細胞膜の一部を形成する必須脂肪酸です。
ホスファチジルセリンは、ほとんどが脳細胞に蓄えられており、栄養素と老廃物が細胞内を出入りするのを助けます。
多くの二重盲目試験は、加齢による認知機能障害を持つ中年と高齢の被験者において、植物から得られたホスファチジルセリンサプリメントが、記憶力、学習力、集中力、言葉を思い出すこと、気分を改善することなどを改善することを確認しました。
典型的な服用量:1日あたり100mgを3回摂ります。

ビンポセチン

ビンポセチンは、ツルニチニチソウから得られた記憶力増強剤です。
ビンポセチンは、血液脳関門を通過し、血行を改善し、もっと多く細胞へ酸素を送るのを助けます。
ビンポセチンは、アスパルテームのような興奮性毒により起こされたダメージから脳細胞を保護するといういくつかの研究結果があります。
典型的な服用量:1日あたり5mgから10mgを3回摂ります。

サプリメントの標準化とは?

ハーブは育つ場所や季節などの要因によって、含まれている有効成分量が変動します。
そのため、一定の効果を発揮するために「標準化」されているハーブサプリメントを選ぶことが大切です。
「標準化」とは必ず一定量の有効成分を含んでいることを保証されたものです。
製品ラベルに「standardized」と記載されていることを確認して下さい。


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